本日は１年目社員研修報告会を開催しました。昨年４月に新卒入社した新入社員４名による１年を振り返っての報告会です。４名ともこの１年間でたくさんの経験をし立派に成長してくれました。研修や教育指導に関わっていただいた上司や先輩社員にも参加いただき、温かい言葉やこれからのアドバイスなども真剣に伝える場となり、大変有意義な報告会となりました。

私が感心したのは、振り返りをする中で、自分自身の成長課題をしっかり分析し、これからの目標に置き換え具体的な行動まで考え発表をしてくれたことです。私自身、年齢を重ねてくると、自分を素直に見つめ直し、自分を変えていくことは大変難しいことだと感じてしまいますが、さすが１年目のフレッシュさと素直さで、成長したいという意欲が溢れ、乾いたスポンジが水を吸収するがごとく、新しいことをどんどん吸収してくれた１年でした。若さを羨ましく感じながらも、先輩社員も負けてられないなと刺激になったはずです。

私からは、習慣の大切さの話をさせていただきました。人間は習慣の生き物です。とくに社会人になってはじめの３年でどのような習慣を身につけるかで、その先の成長度合い、貢献度合いも決まってきます。悪い習慣を身に付けてしまうと、すぐ成長は止まってしまいます。それどころか知らず知らずの内に周囲にマイナスの影響を与えてしまうことも、、、せっかくなら自分の成長につながる、そして周囲に良い影響を与えられる良い習慣を身につけたいですよね。

良い習慣とは、時間約束を守る、何事も真面目に一生懸命取り組む、気持ちの良い挨拶や返事をする、誰に対しても平等に接する、謙虚である、嘘をつかない、素直に人の話を聴く、振り返り・反省をする、思いやりの心を持って人に優しく・・

挙げればキリがないですが、このような社会人として、人として大切にしたい道徳観のようなものです。これを私は「人間力」と表現しています。私も社長という立場柄、幅広くたくさんの経営者や社会人との繋がりを持っていますが、一流と言われる人、または一目置かれる人は、間違いなくこの人間力に長け、良い習慣を身につけています。一流の方々はとても尊敬でき人望があります。逆にいくら知識や技術があっても、この人間力が欠けていると、人としての魅力がなく信頼から遠ざかってしまいます。良い仕事もできません。

当社は経営理念に「社員の人間的成長と物心両面の幸福の追求」を掲げています。今日の報告会での発表を聞いて、この１年で素晴らしい習慣を身につけ、人間力を磨いてくれたことが伝わってきて、社長としてもとても嬉しく感じました。これからも１年目に緊張感を持って身につけてきた習慣により磨きを掛けて、高いレベルで維持してもらいたいです。これからの成長と活躍を見守りたいと思います。