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明石吉田屋産業社長ブログ 明石吉田屋産業社長・明石真が、日々の思考をつづります

子供の卒業式で感じたこと2020.3.21

こんにちは。先日うちの娘の小学校の卒業式が無事に執り行われました。コロナウィルス感染拡大の影響で、卒業式直前までは全国一律の休校措置がありましたので、直前まで卒業式が本当に開催できるか不安がありましたが、無事に執り行うことになり、ほっとしたのが正直な気持ちです。ただし、在校生や地域の来賓の方の参加は無しで、内容もできるだけ簡素に開催するという案内が事前にきていました。

当日、式場となる体育館はキレイに装飾され、卒業式らしい凛とした空気感に包まれていました。


静寂に包まれる中、卒業証書の授与がはじまり、式は粛々と流れていきます。簡素で寂しい卒業式になるのかなと正直思っていました、、、が、そこから感動のサプライズ演出が用意されていました。

まずは在校生によるビデオメッセージ。ひとつの学年が2クラスと小さな学校なので、卒業生は下級生の顔も名前もよく知っています。在校生がクラスごとにビデオメッセージを寄せてくれて、卒業生もみんな笑顔になる瞬間でした。

続いて、突然先生方全員がリコーダーを持って舞台に整列し、サプライズで卒業生のために演奏をして、先生ひとりひとりが子供たちにメッセージを送ってくれました。涙ながらメッセージを送ってくれる先生方を見て、子供たちも保護者も感動で涙が止まりません。休校の間の2週間で、卒業生たちのために楽器演奏の練習をしてくれていたそうです。

そして最後に、、、5年生全員がサプライズで会場入りし、最後に卒業生が体育館から退場する間、合唱を歌ってくれました。卒業生たちもビデオメッセージがあっただけに、まさか在校生が集まってくれているとは思わず、「わー!」っという歓声があがりました。この演出には驚きました。

簡素に執り行うと事前に聞いていただけに、サプライズ演出の連続で感動と喜びも最高潮となり、心温まる素晴らしい卒業式となりました。

校長先生が、 休校中の間に「それでも子供たちの思い出に残るような感動的な卒業式にしたい。」 と繰り返しおっしゃっていたことを思い出しました。校長先生格好良すぎます!子供たちのためにという先生方の思いやりと粋な計らいに保護者として感謝の気持ちが込み上げてくる卒業式となりました。

浜松市内の小学校では、世の中の自粛ムードに合わせて簡素に卒業式を済ませた学校もあるそうです。うちの小学校は、自粛ムードがある中でも、先生方の想い次第で心に残る感動的な卒業式の演出ができることを証明してくれました。

仕事においても自粛ムードだからしょうがないと諦めてしまうのは、簡単かもしれません。しかし、それは実は不運な環境を理由に何もしないことを選択しているにすぎないと今回の経験を通じて気づくことができました。想いひとつでいくらでも工夫ができる、感動を生むことができる、どんな環境でも強い想いを持って前向きに行動していきたいと思います。

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